ELシリーズの特徴と仕様

EL は EL ハードウェアー向けに作成した実行ファイルを動作させる環境とストレージを備えています.

コードポート

コンピュータ側のソフトウェアに必要な一部の処理を EL 側にポート(移す)すると、EL が接続されていなければコンピュータソフトは正常に動作しなくなります。

データ保管

EL 内部のデータはドングル内部のプログラム経由でのみ取得可能です。外部から直接読み出すことはできません。保護データの保存場所として最適です。

セキュリティチップ

EAL 5+ の評価保証レベルを満たすスマートカードをベースにしているため主要な攻撃に対して安心して利用できます。

自動ロック

EL に変更を加えるには 24 桁の開発者 PIN が必要です。誤った PIN を連続して入力すると EL は永久的にロックします(解除方法はありません)

GUID ( Globally Unique ID )

固有 ID が事前に設定されています。別に開発者が設定可能な ID の割り当てもできます。

乱数生成/暗号処理/タイマー

EL ハードウェアーは真の乱数を生成します。CPU のクロックを利用したタイマー機能があります。EL 内部での暗号処理が行われます。

リアルタイムクロック

EL にはリアルタイムクロックを内蔵する機種があります。

仕様

CPU

16-bit, 16MHz

スマートカード

RAM(bytes)

VM Mode

254+2047

メモリー

32KB


IO バッファ

250バイト


動作電圧

DC 5V +/- 5%


最大消費電力

1000mW


動作温度

0度 - 70度


データ保持期間

10 年

標準

書込回数

>100,000 回

USB仕様

USB 1.0, USB 2.0


暗号アルゴリズム

RSA, DES, TDES, SHA1


接続モード

専用ドライバ / HID